痛風といえば、痛風発作。
で、その痛風発作が起こりやすい箇所というのは、
不思議なことに決まっているのです。
そう・・「左足の親指の付け根の関節」です。
はじめて痛風発作が発症した、などという
痛風初期症状の人の場合、だいたいココに出ます。
この、足の親指の付け根の関節が
腫れて発熱して痛みだすのです。
これは・・なぜ?
なぜ?
「左足の親指の付け根の関節」に、
どうして痛風発作が発症しやすいのか、
よりも、そんなことをなぜ知りたいのか、
というほうが「なぜ?」という気もします。
そんなこと知っていても、何か役に立ちますか・・・って、
そんなこと言えば身もふたもないですね。
痛風発作が足の親指に出やすい理由なんて、
一生懸命、力説してみても、誰も聞いちゃくれません。
たまに、心の優しい人がいて、
コッチが一生懸命説明していると、
ふんふん・・と聞くふりをしてくれます。
でも、本当に興味があって聞いているわけじゃありません。
だって、そんな話、何にも興味ないもん。
聞いてくれる人は、自分自身が痛風の人だけです。
あるいは、家族が痛風だとか。
興味をもって話を聞いてくれるのは、
自分が痛風で苦しんだ経験のある人だけです。
この記事に辿りついた人は、少なくとも
痛風に関心のある人だと思いますので、
気を取り直して、一生懸命、説明してみようと思います。
たぶん、最後まで読んでくれる・・・かな?
さて(前フリ、長すぎ)
「左足の親指の付け根の関節」に、
なぜ痛風発作が発症しやすいのか、ですが、
まず・・
足の親指のいう位地が、
体の構造的に心臓から一番遠いからです。
つまり、血のめぐり、血流が悪くなりがちだから。
痛風発作というものは、尿酸が結晶化して
関節などに沈着してくるのが原因ですが、
体の比較的冷たい部分に沈着しやすい性質があるのです。
それが、親指の付け根の関節です。
なんで心臓から遠いと冷たいのかというと、血液は
あたたかいから、です。
もうひとつ。
この親指の付け根の関節というのは、一番、
体重がかかる箇所です。
歩く時、走る時の話です。
これが負担となって、
痛風発作のトリガーになったりします。
(ただし、尿酸結晶が多く蓄積している場合の話)
さらに、もうひとつ。
この、親指の付け根の関節というのは、
足の関節の中でも大きいのですよ。
ですので、面積・体積的にも、
多くの尿酸が結晶化して沈着しやすいです。
つまり、ココに痛風発作の原因がたまりやすい、と。
それから、なぜ、右足じゃなく、左足なのか?
私のように痛風歴が長いと、平気で右足にも発症しますが、
痛風初期症状では右足には、まず、でません。
だいたい左足。
私も初期の頃は、痛風というのは、
「左足の親指の付け根の関節」にしか出ない、
と思い込んでいたくらいです。
で、左足・・という理由は、
体の右側に「肝臓」があるから。
肝臓は体中から血液が集まるので、体の右半分は
左半分に比べると、
あたたかいのです(表面ではなく、内部の話)。
つまり、血液というものは、あたたかいから。
ですので、どちらかというと、右足より左足のほうが
冷えやすいのです。
尿酸結晶は冷えやすい方の足に、溜まりやすいから。
これらが、ざっと・・ですが、
「左足の親指の付け根の関節」に、
なぜ痛風発作が出やすいのか、という理由です。
え?
もう、寝てました?
退屈過ぎ?