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◆ 蟹味噌 プリン体
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痛風だから、アレも食べるな、これも食べるな、
と言いはじめると、ホントに食べるものが
なくなってしまいますので、「蟹味噌」が好きで、
食べたい人は食べれば良いと思います。
ですが、「蟹味噌」はプリン体が多めですよ。
おいしいものには、ねえ・・
だいたい、プリン体が多めなんです。
蟹と言えば、蟹味噌!
・・という人も多いか、と思いますが、
むしろ、蟹味噌よりも「カニの脚」の方は
プリン体が少なめです。
ですので、痛風の人への お勧めは
「蟹の脚の肉」の方なのですが、食事の全てを
「プリン体が多いか、少ないか」で決めてしまうのも、
味気ない食事人生のような気もしますしね。
「1年365日、毎日、オレは
蟹味噌を食べるよ! いいだろ?」
・・・というような人でなければ、たまに
蟹味噌を楽しんで食べるくらい、良いのでは?
全然、プリン体なんて気に留めない人よりも、
多少は (痛風なら) プリン体を気にした方が
いいとは思いますが、1日の「プリン体の摂取量」は
『400mg』が推奨らしいですから。
1日トータルで、プリン体の摂取を
「400mg」に抑えればいいんですよ。
つまり、朝食・昼食・夕食の合計が
「400mgまで」ってこと。
蟹味噌が大好物で、どうしても食べたい人は、
夕食に蟹味噌を食べるとして、その分、
帳尻あわせじゃないですけど、他の食事で
「プリン体を減らした、プリン体が少なめの食事を」
というふうに食事のバランスを考えれば
良いだけの話ですから。
で、1日400mgまでのプリン体摂取量に抑えるとして、
具体的に蟹味噌には、どのくらいのプリン体が
含まれているのか。
『高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン』によると・・
食品中プリン体含量は、以下のような感じです。
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ズワイガニ 136.4(mg/100g)
タラバガニ 99.6(mg/100g)
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~「公益財団法人 痛風財団」より引用~
・・・となっていますが、これじゃあ、
ズワイガニもタラバガニも、それらの
「どの部位」なのか、わかりませんね。
と、思っていたら、
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カニミソ 152.2(mg/100g)
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ってのが、ありました。
蟹味噌は「100g中 152.2mg」ですか。
1日のプリン体摂取量が
「400mgまで」ということなので、
蟹味噌を100g食べても、152.2mgですから、
楽勝ですね。
自分が、蟹味噌を何グラム食べたのか、
推定するのは困難ですが、
まあ・・だいたいのところで
いいんではないでしょうか。
ただ、「100g中 152.2mg」といっても、
他の食事も食べるわけですからね。
当然、他の食事の中にもプリン体は
含まれているわけですので、
蟹味噌は「100g中 152.2mg」に過ぎないから・・
と言って、ばんばん食べまくっていると、
忘れていた頃に痛風が出て、酷い目に遭うかも。
でも、まあ・・あれですよ。
たまに、おいしく蟹味噌をいただくくらい、
いいんじゃないですか。
そんなときまで、痛風が どうの、プリン体が どうの・・
なんて言っていたら、せっかくの蟹味噌が
おいしくなくなりますからね。