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◆ 痛風で足を揉んでもいい?
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通風→痛風のことですね。
通風というのは、風通しのことなので
あの激烈な発作が出るのは、痛風のほうです。
で・・・
痛風発作で足などが腫れあがると、
なんとか痛みを和らげたい、早く治まって欲しい、と
誰もが考えます。
で、激痛とともに腫れている患部を揉むのは、
どうなのか。
マッサージしてもいいのか、と
迷ったりする人もいるかもしれません。
「痛風で 痛い足をマッサージしては ダメです」
どうなるのか、と試してみるのは勝手ですが、
腫れは酷くなり、痛みも強くなるので、
揉んだりしないほうがいいです。
揉んだりマッサージして、痛みが和らいだり、
症状が改善するのは、筋肉痛のときなのですよ。
登山とかマラソンとか。
前日、普段以上に足の筋肉を酷使したときに
筋肉にコリがある、筋肉痛がある。
・・・そんなこときにね。
マッサージしたり、痛いところの筋肉を
揉んだりすると効果的です。
痛風発作の場合は、体内の尿酸結晶が
蓄積していることが原因なので、
揉んでも症状が改善することはないです。
ただね。
ちょっと意味が違うのですが、
痛風ならば脚を揉んではいけない、
というわけでもないです。
というのは、痛風発作は痛くてツライですが、
いつか、終焉のときがきます。
今は歩けなくても、
また歩けるようになる日が戻ってくる、と。
痛風発作は、両足いっぺんに発症することは稀有であり、
たいてい、片足だけが痛くなります。
ってことは、なんとか、痛い足をかばいながらでも歩ける、
ということ。
いえ、あまりにも痛いので、歩ける・・
というレベルではないかもしれませんが、
それでも、トイレとかには行かなきゃなりませんからね。
(尿瓶、簡易トイレという手もありますが)
そのときにね。
痛い足がなるべく痛くないように歩くものですから、
痛い足を無意識のうちに「かばう」のですよ。
なるべく、痛い方の足に体重がかからないように。
できるだけ、痛い足がもっと痛くならないように。
そういうのを何日も続けているとね。
今度は、逆に良いほうの足、痛くない方の足の筋肉が
凝ってくるのです。
妙に力が入ってしまって筋肉痛になってきたりしてね。
そこで、マッサージなんですよ。
もちろん、痛くない方の足ね。
痛くない方の足をマッサージしたからといって、
痛い足の痛風発作が緩和したりはしませんが、
筋肉痛は緩和します。
痛い足をかばうことによって、変な姿勢というか、
体勢というか、歩き方というか、普段、
使わない筋肉を酷使することで、
筋肉痛が「上にあがってきて」今度は
“腰が痛くなってしまう”
などのケースもあります。
ですので、(痛くない方の足の)
マッサージは決して無意味じゃないですよ。
ま、痛風に関係ないならば、
誰もマッサージなんかしないかもしれませんが。