2022年4月28日木曜日

痛風発作と夜間 

痛風発作は夜間に起きる事も多くあります。

特に夜中から明け方に発作が起きる事は

よくあるケースです。

周りの方も寝静まっており

病院も閉まっている時間帯のため、

痛風の痛みが発症してしまうと

しばらくの時間は自分で対処する必要が出てきます。


症状が発生する前には初期症状が見られる事が多いです。

足の指などにしびれを感じる事があり、

これが痛風発作が本格的に始まる前兆となっています。

ただし、単なるちょっとしたしびれではないか

と安易に考えてしまう方も多く、

そのまま放っておいて痛みが発症してしまう

という場合が多いです。

そのためこの事は頭に入れておき、

痛風の再発の可能性がある方は

対応できるようにしておく事をお勧めします。


夜間に痛風の症状が始まった時に取るべき対処としては

まずは薬があればそれを飲むという事です。

医師から処方された薬があるのであれば

それを飲むと良いですし、

市販の薬でロキソニンという痛み止めの薬が

販売されているので、まずはそれを飲む事で

痛みを一旦抑えるというのも有効です。

薬を常備しておらず、痛風が発症する可能性がある

という方は準備しておく事をお勧めします。


また、何度か痛風を経験し、

前兆の段階で気付けるという方なら

コルヒチンという薬を知っている方も多いと思います。

コルヒチンは症状が本格的に始まってからは

効果は薄いですが、

前兆段階で飲むととても効果的な薬です。

本格的な症状の痛みを抑える事ができますし

発症を止める事も場合によってはできます。

これを準備しておくのも有効です。


また、それ以外にできる事としては

患部を冷やす事が挙げられます。

関節部分に腫れや赤みが生じるため、

その患部を冷やしていきましょう。

氷や水を入れたビニール袋を当てて冷やすのも良いですし、

タオルを濡らしてそれを当てる事で冷やすのも有効です。

症状が起きた時は安静にする事をお勧めします。

あまり動き回ってしまうと更に痛みは

大きくなりやすくなります。

横になってじっとして、痛みが引くのを待つのが賢明です。

夜間に症状が起きると焦ってしまい

うろうろしてしまう方もいますが、

起きている方は少ないので

そのまま横になっていましょう。


また、横になる際には症状が発生している患部を

心臓よりも高くして横になると

痛みが和らぎやすくなります。

例えば足に痛みを感じるようなら座布団などを

敷く事で高くする事ができます。

これで静脈がうっ血する事を防げて、

痛みを軽減しやすくなります。

以上のような対処を行えば

夜間に痛風発作が起きても

冷静に対処していく事ができます。


また、朝になって必要があれば

なるべく早く病院に行くようにしましょう。

適切なアドバイスを医師にして貰えば

痛みを感じる時間も短くて済みます。

痛風発作の痛みは普通の方には

激痛とも言えるほどの痛みなので、

今から知識を付けておき

予防や対策を行っておきましょう。