黒酢やりんご酢といった感じで
お酢の配合されている飲み物が、
いろいろと販売されています。
お酢の含まれている飲み物は、
健康効果が期待できるからです。
その中でも特に、痛風持ちの人は
りんご酢などを摂取する習慣をつけるといいです。
お酢には、尿酸値を下げる効果が期待できるからです。
痛風の人は尿酸が体内に
異常に蓄積されている状態が続き、症状を引き起こします。
このため痛風の治療をするためには、
尿酸をとにかく体外に排出することが大事です。
尿酸は通常、尿などによって排出されます。
このため、医者の診察を受けると尿が出やすくなるために、
1日に2リットルの水分を摂取するように指導されるはずです。
確かに摂取する水分量を増やすことで、尿がたくさん出ます。
しかし痛風患者の場合、
プラスアルファの工夫をする必要があります。
痛風患者の尿を見てみると、
強酸性の尿になっていることが多いからです。
強酸性の尿だと、尿酸がうまく尿に溶けださなくなります。
このため水分をたくさん摂るだけでは尿量は増えたとしても、
思っているほど尿酸は排出できていない可能性が高いです。
尿酸を尿に溶けださせるためには、
強酸性から弱酸性、
アルカリ性の尿に変える必要があります。
そこでりんご酢の役割が注目されるわけです。
りんご酢に含まれるお酢には、
クエン酸という成分が多く含まれています。
このクエン酸自体は酸性ですが、
体内に入って分解されるとアルカリ性に変化します。
このため、まずは血液をアルカリ性に変え、
続いて尿をアルカリ性に変化させます。
その結果、尿酸が尿に溶けやすくなって、
スムーズに尿酸の排出ができるようになるわけです。
強酸性の他にも、尿酸を
尿として排出するのを妨げる要因があります。
それは乳酸の存在です。
乳酸は疲労物質とも言われている成分で、
乳酸が体内に溜まると私たちは疲れを感じやすくなります。
乳酸が体内に過剰に溜まってしまうと、
尿酸が尿として排出する働きを邪魔してしまうのです。
このため、疲れのたまっている人は
いくら尿が出ていても尿酸は
それほど尿に含まれていない可能性があるわけです。
りんご酢に含まれるクエン酸は、
この乳酸を分解する働きもあります。
乳酸を分解することによって、
尿酸の排出を抑制する効果を排除できます。
ちなみに乳酸を分解することで疲労物質が取り除かれるので、
疲労回復効果やもともと疲れにくい体にすることも可能です。
りんご酢を使って痛風対策に
十分なクエン酸を摂取するためには、
1日に10~20ml程度飲む必要があります。
原液のままだとさすがに酸っぱいでしょうから、
水に希釈して飲む方法がおすすめです。
しかし中にはもともと酸っぱいのが苦手、
という人もいるはずです。
そのような人はいくら水で薄めても酸味が鼻や舌を刺激して
飲めないというケースも出てくるかもしれません。
もし酸っぱい食べ物や飲み物が苦手という人がいれば、
サプリメントで摂取してみるのはいかがですか?
通販サイトを中心として、
りんご酢の配合されているサプリメントが
いろいろと販売されています。
りんご酢サプリを見てみると、
100%リンゴ果汁を使っているものもあれば、
合成や加工をして製造している商品もあります。
より高いりんご酢の効果を得たいのであれば、
100%リンゴ果汁で作られているサプリメントを
購入するように心がけてください。
りんご酢のサプリメントは、
加工技術もかなり進化していて、
ほとんど無味無臭に作られている商品もあります。
ですから酸味が苦手という人でも手軽に
摂取できるようになっています。
ただしりんご酢を過剰に摂取すると
胃酸の分泌を必要以上に高めてしまうので、
胃酸過多による胃潰瘍を引き起こすので
適量摂取を心がけてください。