「血液検査の結果は、日によって違うか?」
→その日によって、微妙に違います。
身長170センチの人が
一ヵ月後に190センチになったりしませんが、
体重60キロの人が一ヵ月後に
体重90キロになったりしません。
あれ?
30キロ、増える人もいる?
30キロも増える人は滅多にいなくても、
60キロの人が61キロになったり、
59キロになったりすることは
普通にある、と思うので。
同じように、血液検査も日によって違うというのは、
充分、有り得る、と。
というわけで、尿酸値も日によって変動します。
定期的に尿酸値を測るようにしましょう、とか、
よくいいますしね。
具体的に言うと、
病院を掛け持ち・・というか、
はしごしてるじゃないですけど、
主治医が二院あるような人が、
A病院では尿酸値が7.4だったのに、
B病院で測ったら、尿酸値8.6だった。
1カ月しか経ってないのに有り得ない!
B病院は藪医者だ!
・・・ってのは、ちょっと違うと思います。
1カ月の間に尿酸値が大きく上がることがあるので、
仮に2回目もA病院ではかっても、
似たような尿酸値になっていると思いますよ。
また、季節的要因などもあり、
夏場には尿酸値が高くなりやすいですし、
年末年始も尿酸値が高くなりやすい時期です。
夏場は暑いので、汗をかきすぎて、
体内が水分不足になって
血中尿酸濃度が高くなりすぎるから。
また、年末年始は忘年会など
暴飲暴食の多くなりがちで、
過食になって尿酸値が高くなりやすい季節だから。
ですので、こういう時期に尿酸値を測ると、
本来の数値と違った高い数値になりやすいので、
半年に1回・・いや、年に一回でもいいですから、
これらの時期を外して、毎年、同じような時期に
尿酸値検査をするのが良いと思います。