つらい大きな痛みが生じる痛風の症状ですが、その症状は大きく二段階に分かれます。
初期症状がまずしばらく続いてから本格的な症状が始まります。
どんな症状が起きるかを把握しておくと、似たような症状が起こった時に
自分が痛風ではないかを疑う事ができ、早期発見と改善に繋がるため、
確認しておきましょう。
また、症状が見られた際にはなるべく早く病院に行き、相談するようにしましょう。
早めに対処するのが痛風を悪化させないためのポイントです。
初期症状としては体の様々な部分に痛みが生じるというものです。
特に体の各部位の関節部分に生じる事が多いです。
膝や足の指、肘などが痛みを感じやすい部分です。
まだ この段階の痛みは比較的弱い方で、耐えられる程度の痛みではあります。
尿酸が関節部分で結晶を作り、沈着と言う現象を起こしているのが原因です。
また、少し熱を帯びている事もあります。
触るとほのかに熱くなっている事があり、これは炎症が内部で起こっているためです。
また、腫れが同じように各部位に生じる事もあります。
炎症が強くなってくると、関節部分がふくらみ、見た目にも痛々しい見た目になります。
かなり大きく膨らむ事もあり分かりやすい症状のため、
見つけた段階で病院に行くようにすると良いでしょう。
最近食事でビールを多く飲んでいた等の話を伝えると、痛風の可能性が高いとして
より注意深く診察して貰えます。
腫れは本格的な症状の発症まで続く事もありますが、一旦引く事もあります。
こうした初期症状が続いた後、本格的な症状が始まっていきます。
関節の炎症がひどくなり、痛みや腫れが強く、激しくなります。
その強さは多くの方が非常に痛いという事が多く、激痛とも呼ばれるような痛さです。
そのため、なるべく事前に防げるに越した事はありません。
痛みはすぐには引かず、1週間から10日ほどの期間を経て引いていく事が多いです。
痛風が始まると、こうした激しい痛みを1週間も続けて感じる事になってしまいます。
また、発作も起こる症状です。発作の度合いも激しく大きな痛みを伴うため、
こちらも注意が必要です。
基本的には安静にする事が大切になります。
水を飲むと落ち着く場合もあります。
水を飲むと体内の老廃物の排出がされやすくなり、
痛風の原因ともなっている尿酸をスムーズに排出させる事に繋がるからです。
痛風による発作は、その特徴的な強い痛みから、痛風発作という呼ばれ方をしています。
特別な名前が付いてしまうくらいの大きな痛みと言う事です。
痛風は10日ほどで引いていきますがそれだけで終わらず、
今後も再発する可能性があります。
治っても変わらずビールを多く飲んでいたりすると、再発の可能性も高まります。
他にも痛風結節や皮膚潰瘍など、さらなる病気を引き起こす可能性もあります。
年齢が高いとこうした事も起こりやすいですが、最近は更に若年化が進んでおり、
20代後半や30代の方も痛風になる可能性が高くなっています。
症状が出たらまずは病院に行きましょう。