2024年8月8日木曜日

痛風で食べて良くないもの

痛風患者の食事で、

「食べても良い食品」、「食べない方が良い食品」、

というのがありますよね。


基本的に「食べない方が良い食品」というのは、

ないとは思うのですが、

プリン体が多く含まれている食品、という意味です。


それを食べると、急に

“痛風の症状が悪化する”というような感じではないです。


でも、プリン体が多く含まれている、

とわかっている食品を好んで食べて、

自分でリスクを高める必要もないでしょうから。


【プリン体が多く含まれている食品】


まず、筆頭は、肉類と魚類。

肉も魚も、旨いんだけどなあ。


それから、「精巣、卵巣、内臓」というのは、

避けた方が無難です。


つまり、魚の子供とか。

白子ってやつね。

ほら、魚の腹を開いたら、

子供が卵で入っているときがあるでしょう?


あれ、旨いんですよね。

でも、痛風には良くないの(鬼)。


それから、牛のレバーとか、旨いんですよね。

でも、痛風には良くないの(鬼)。

プリン体が多く含まれていますから。


乾燥干物とかも、多く含まれているらしいです。

細胞が凝縮している、っていうのが良くないとか。


それから、意外なものとして、納豆。


なんか、体に良いっていうイメージがありますよね。

たしかに、高蛋白食品で体には良いのですが、

納豆は、大豆加工品の中でも(意外にも!)

多くプリン体を含んでいます。


要するに、旨いものは、みんなダメなのね (涙)。


では、「食べても良い食品」には、どんなものが?

あ。何を食べても良いのですが、

プリン体の少ない食品、という意味です。


【プリン体が比較的少ない食品】


野菜類。

水分を多く含んでいるので、

プリン体が少ないそうです。


野菜ですか・・・

野菜ねえ。

肉の方が旨いんですけど (涙)。


乳製品。

牛乳とか。

ヨーグルトとか。


乳製品がなぜにプリン体が少ないかというと、

原料が「牛乳が主成分」だからです。

牛乳には、プリン体がほとんど含まれていないそうですよ。


でも、牛乳ばっかり、

朝から晩まで飲んでいられませんしねえ。

お腹が、ギュルギュルになっちゃう。















【結論】

やっぱり、肉の方が

旨いんですけど。


痛風サプリ アンセリン 尿酸値下げる?

養殖が困難と言われていたクロマグロですが、なんと、

近畿大学水産研究所では、クロマグロの養殖に成功しています。


う~ん・・すごいね。

なんで、これが凄いことなのか?


クロマグロというのは、大型魚で回遊魚なのです。

つまり、大海を泳ぐ魚、ということ。


泳ぎながら、エラから海水を大量に取り込み、

その海水の中に溶け込んでいる酸素を

取り込むことによって、呼吸しているのです。

ということは、泳ぐのを止めたら、死ぬ・・ということ。


そんな魚を養殖するってのは、

よほど広い水槽がなければダメだと思うし、

魚に大海を彷彿させるような設備がないと。


近年、乱獲のせいで海洋資源が減る一方で、

絶滅危惧種に指定されるまでなってしまったクロマグロですが、

この際、養殖でも何でもいいから、次の世代でも

寿司、トロなどが食べられるようになっていて欲しいものです。


で・・そんなことより、アンセリンで尿酸値が下がるのか、

という話です。


そもそも、

「アンセリン」というサプリメントは、

どういうものなのでしょうか?


マグロやカツオなどの高速回遊魚は、

がんがん泳いでも痛風にならないことから注目されて、

長年、さまざまな研究をされてきました。

これらの魚には、

β-アラニンと1-メチルヒスチジンという名前の、

2つ繋がった構造のアミノ酸があることがわかってきました。


おおざっぱな説明でしたが、これらが「アンセリン」です。


痛風でプリン体が気になる人に好んで購入されていますが、

期待できる効果は尿酸値が下がること。


でも、いわゆる

痛風の薬(フェブリクなどの尿酸降下薬)のように

劇的な効果があるわけでもないのです。


実際、大ぜいの人がアンセリンを飲んで尿酸値が下がった、

と報告されていますが、その数値は「少し」です。


たとえば・・・

尿酸値 7.4mg/dlの人が、尿酸値 6.9mg/dlになったとか。

(個人差あり。必ず、そうなるわけではありません)

その程度です。


フェブリクなら、

尿酸値 10.5mg/dlの人が、尿酸値 6.0mg/dlになったとか、

普通に聞く話ですらかね。

あくまで、アンセリンは薬ではなく、

健康食品である、ということです。


アンセリンだけ飲んでいれば痛風対策は万全なわけではなく、

やはり基本は生活習慣の改善です。


この場合の、生活習慣というのは、

食事や運動などさまざまな面から、良くない自分の習慣を

改善していくことを意味します。


痛風は一朝一夕には改善しませんが、

地道な節制、継続した努力が必要です。


アンセリンは、その一助になってくれるかもしれませんね。