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◆ 痛風発作 膝
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痛風発作というものは、痛いものですが、
同程度の痛みがあるとしても、発症する箇所によって、
自分が感じる苦痛の度合いが随分、違うものです。
「ここ」だけは出て欲しくない箇所、というか。
ドコにだって出て欲しくないですけどね、
痛風発作なんて。
感覚的なことをいうと、
足先の方に出る痛風発作は、比較的、
苦痛を感じる程度はマシです。
足の親指の付け根の関節、とか。
足の甲、とか。
痛いことはモチロン痛いのですが、
足先の方の痛風発作ならば、
この痛い箇所が当たらないように、
足先を浮かして歩いたりできるから、です。
できるだけ、安静にしていよう、と思ったところで、
家の中にいても、トイレに移動したりしますからね。
簡易トイレや尿瓶という手もありますが、できれば
自分で移動してトイレに行きたいものです。
尿瓶は最後の手段です (自分としては)。
それに対して、くるぶし (足首) やアキレス腱に
痛風発作が出てしまうと、
これは、もう・・どうにもならない感じがします。
いえ、痛いのは、足先と同じなのですが、
ここは体重がかかる場所なんです。
つまり、歩くたびに全体重が
「くるぶし、アキレス腱にかかる」わけです。
歩くたびに脳天に響くような激痛が走るわけですから、
もう、歩くも嫌になってしまいますよ。
でも、歩かなきゃならない。
本当に困ったものです。
で・・
一番、最悪なのは、どこだと思いますか?
痛風発作が出て、一番困る場所って。
それはね。
人それぞれ、感じ方が違うので、
マチマチかもしれませんが、
私の場合は
「膝」です。
最悪ですよ、膝に出る痛風発作は。
とにかく、曲げるたびに痛い。
ジッとしていたら、そうでもなくても、
立ち上がるときにも、かがむときにも、
歩くときにも座るときにも、とにかく痛い。
やたら、と痛い。
気がついたのは、膝が痛いと
自宅の階段すら上がれない、ということ。
階段を上がるにしろ、降りるにしろ、
どちらにしても膝を折り曲げますしね。
そして、そのたびに体重が膝にかかっているわけで。
痛くて、どうにも歩けないわけです。
こんな痛いときに、なんで階段を上り下りするのか。
ウチの場合、トイレが寝室と同じ階にないんですよ。
階段の下に下りないと、トイレすら行けない。
階段の上り下りの必要がない、マンション住まいの人は、
いいですよねえ!
で、人のコトは、ともかく、なんとかして、
階段を下りて、階下のトイレに行かなきゃならない。
でも、膝が痛い。
膝が痛いということは、膝が曲げられない、
ということ。
じゃあ、どうする?
・・・というのことで、見つけ出した苦肉の策。
膝を曲げたら痛いのなら、膝を曲げずに
階段の上り下りをしたら良いワケで。
膝の「お皿」の部分があるでしょう?
ココの下の辺りに、ちょっと窪んだ部分があるんです。
このクボミの、へっこんだところを、
階段の淵に あてがうのです。
膝のお皿の下を階段にひっかけて上る、感じ。
イメージとして、
岩壁をよじ登るロッククライミングみたいな。
こうすることで、可能な限り、膝を曲げずに
階段を上がることができます。
階段を上り下りする際に、
たしかに体重もかかるのですが、
その体重は、膝のお皿の下の“窪み”にかかるので。
ゆっくり、ゆっくりしか上がれませんが、
それでも、いつかは階下に到達できます。
これは階段の上りの場合ね。
じゃあ、階段の下りは、どうするのか。
これもね。
階段の下りも、階段の上りと同じ要領で、
今度は、お尻から降りるんです。
普通、階段というのは、降りるほうに体を向けて、
下を向きながら降りるものですが、これを逆にして。
階段の方を見ながら、下は見ずに
膝のお皿の下を階段の淵にあてがいながら、
ゆっくり、ゆっくりと降りていきます。
あせって早く降りようとすると、途端に
激痛が走りますので、慌てないほうがいいです。
まあ・・
自分のコトながら、情けないの一言ですが、
反省は、痛風の痛みが
スッカリ消えてからするようにして。
今は、できるだけ痛みを免れるように考えながら、
激痛の日々を乗り切っていきましょう!