2022年8月19日金曜日

痛風 睡眠障害

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◆ 痛風 睡眠

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痛風だと睡眠障害になるわけではありません。

睡眠障害が原因で痛風になるわけでもありません。


ですが、睡眠と尿酸値は少し関係があって、

睡眠不足になると「尿酸値が上がる」傾向があるようです。


夜は、早めに寝ましょうね・・・と。


なんで、睡眠が大事なのか。

どうして、痛風と睡眠が関係あるのか。


「夜ふかし」をする、というのと、

眠いし、寝たいのに眠れない (?)

「睡眠障害」は少し違うかもしれませんが、

とにかく、夜は寝た方がいいです。


特に「夜中の12時~3時くらい」の睡眠は重要、

だと言われています。

夜ふかし、というか、睡眠時間が少ない、ということはね。

起きている時間が長い、ということなんです。


起きている時間が長い 

体内の老廃物がたくさんできる

体内の老廃物がたくさんできる 

老廃物を処理をする肝臓に負担がかかる


・・・ということで、いろいろと身体に 

しわ寄せ (負担) がくるわけで。


また、人間には自律神経というものがあって、意識しないでも

心臓が動いたり血液が流れたりしてくれるアレのことですが、

その自律神経には「交感神経」と「副交感神経」があって、

昼夜で交互に入れ替わります。


交感神経が “緊張” としたら、

副交感神経は “リラックス” という感じ。


人間は昼、活動して (働いて)、

夜は休む (寝る) というサイクルの繰り返しなんです。


ところが、夜も寝ないで、いつまでも起きていると、

ずっと「交感神経優位」の状態が続いて、なかなか

「副交感神経優位」の状態に切り替わらない。


さらに「副交感神経優位」は“緊張”の状態ですから、

体内の血管まで緊張状態、つまり「血管が収縮する」のです。


血管が収縮すると、血量が悪くなって、

腎臓への血液供給も減少。


腎臓とは、血液を原料にして尿をつくる臓器ですから、

交感神経優位の状態が長く続くと、血流が悪化して

腎臓が作る尿も減るわけです。


尿酸は、大部分が尿に溶けて尿と一緒に排泄されますから、

作られる尿が減るということは、

排出される尿酸の量も減る、ということ。


尿酸の排せつが減ると、血中尿酸濃度があがって

「尿酸値が上がる」という、あまりありがたくない結果に。


寝てりゃあ、尿酸値が下がる、

というものでもないかもしれませんが、

起きてばかりいると、体調も悪くなるし、眠いし、

尿酸値も上がるし、あまりいいことはないですよ、と。


ところが、ねえ。

意識して「夜ふかし」している人ばかりじゃなくて、

「眠れない」人もいるのです。


フェブリク(尿酸値を下げる薬)を飲んでいる人は、

副作用というか、やたら「眠い」場合もあるので、

まあ、そんな心配は、いらないか。


でも、心配事とか、強いストレスがあったら眠れないことも

ありますし、そんな場合は、どうするんだろ?

普通は、病院へいって睡眠薬をもらうんでしょうか。