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◆ 野菜ジュース 痛風
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一昔前まで「青汁」といえば、
「マズくて健康に良い飲み物」というイメージでしたが、
最近の青汁は、味覚的に改良されているものが
増えてきました。
おいしいですよ。
悪くない味です。
ところが、不味くないのは、ありがたいですが、
こんなにおいしいと、配合させている成分に
砂糖や果糖などカロリーの高い、甘みの成分が
たくさん入っているんじゃないか、
と、そっちの方が気になったりしてね。
飲む人は、毎日飲むと思うので、
糖分の摂り過ぎで、今度は
糖尿病とかの心配しなきゃならないかも。
さて、そんなことより、
「青汁を飲めば尿酸値が下がるのか」
結論→
尿酸値を下げる薬のように、
大幅に尿酸値が下がることはありません。
まあ、医薬品と比べること自体が
間違っている気もしますが・・
基本的にね。
痛風になるような人は、
生まれつきの体質の要因が大きいのですが、
それ以外に酸性体質になりがちな人が多いようです。
肉ばかり食べて、野菜は大嫌い、とかね。
この酸性体質ってのは、体が酸性になるんじゃなくて、
排泄される尿が酸性尿になるという意味に近いです。
で。
尿酸値を下げるには・・どうすればいいのか。
●体内で、尿酸を作り過ぎないようにする
●尿酸の排せつをしっかり行う
とか言ってみても、尿酸を作り過ぎないってのは、
体内で新陳代謝とか、栄養分を人間が活動するための
エネルギーに変換されるときにできる
プリン体が原因なわけですから、
作り過ぎないように、とか言ってみても、
生きている以上、体内でプリン体は作られてしまうのです。
それが体質によって、多い人と少なめの人がいるって話。
もちろん、体内で作られるプリン体
(その、最終老廃物が尿酸) が
少ない人は痛風になんか、ならないわけで。
で、上記の体内で作られるプリン体が8割程度。
残りの2割は何か・・というと、食事ね。
よく言うでしょ?
痛風なら、
プリン体の多い食品に気をつけましょうって。
めいっぱい、食生活に気をつけても、実は、
そのパーセンテージは2割だった、
という衝撃の (?) 真実。
アホらしくて、食事療法なんか止めます、
という人がいても不思議じゃないデータですね。
あと、尿酸の排せつをしっかり行う・・っていうのは、
痛風の人は、尿酸を体外に排泄するチカラが弱い人が
多いようです。
これは、もう・・体質なんですけどね。
生まれつきの体質は、どうしようもありませんが、
尿酸の排泄量を増やす方法は、なくもないです。
というのも、尿酸は尿に溶けて、尿と一緒に体外に
排泄されるのが大半なんです。
だから、しっかり水を飲めば、トイレの回数も増える。
トイレの回数が増えれば、排泄される尿量が増える。
排泄される尿量が増えるならば、溶けている尿酸の
体外への排出量も増えるだろう、と。
そういう発想なんです。
ところが!
実は、その尿酸は
「水に溶けにくい」という致命的な性質があって。
水に溶けにくいってことは・・
当然、尿にも溶けにくいってこと。
困ったなあ。
尿と一緒にたくさん排泄しようとしているのに。
その「水に溶けにくい性質」がある尿酸ですが、
それ以外にも性質があって、
「酸性の水には溶けにくく」
「アルカリ性の水には溶けやすい」
のです。
これって、そのまま、
「酸性尿には溶けにくく」
「アルカリ尿には溶けやすい」
と、当てはめることができます。
だから、尿は酸性に傾くより、アルカリ性に傾いたほうが
望ましいわけです。
特に痛風の人は。
尿酸をできるだけ排泄したいですからね。
尿酸の排泄量を増えせば尿酸値も下がるでしょう、と。
じゃあ、どうやれば。
どうすれば、尿が酸性じゃなくて、アルカリ性に傾くの?
これは食生活に関連があります。
つまり、
肉や魚ばかり食べている
→尿は酸性に傾きがち
野菜や海藻ばかり食べている
→尿はアルカリ性性に傾きがち
ところが、肉はおいしいけど、野菜は嫌いな人が多いのです。
本当は、肉にはタンパク質など、
野菜には少ない栄養素もたくさんあるので、
いっさい肉を食べない、野菜ばかり・・という食生活が
必ずしも良いとは限らないのですけどね。
なんでも食べないと。
バランス良く食べましょう、とか言うでしょ。
そこで「青汁」というわけです。
野菜は嫌い。
とても食べられない。
でも、そんな人でも「青汁」なら飲めるのでは?
最近の「青汁」はおいしくしてありますからね。
「青汁」を飲んでいるから、といって
尿酸値が即、下がる・・というような
即効性はないとは思いますが、野菜が食べられない人は、
青汁や野菜ジュースを飲んででも
尿をアルカリ性に傾けるのも一つの方法だと思います。
痛風対策ってのは、他にもいろいろありますが、
できることを少しずつ実行していくしか ないですからね。