2021年12月24日金曜日

痛風 酒 ウイスキー

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痛風 ウイスキー

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ウイスキーは、ビールや日本酒などに比べて、

非常にプリン体の含有量が少ないです。


このことから、

夏場などの痛風発作が起こりやすい季節には、

ビールはダメでもウイスキーを飲んでいれば大丈夫、

と考える人もいるようです。


でもね。

痛風というのは、プリン体が多いものを飲まなきゃ大丈夫、

というような簡単なものではないのですよ。


ウイスキーであろうが、

もっとプリン体が少ないと言われている

焼酎でさえ、アルコール飲料である以上、飲めば飲むほど、

尿酸値は上がるのですよ。


それは体内にアルコール飲料が入ってきたときに、

肝臓がアルコールを解毒として分解するため、そのときに

尿酸が生成されるのです。


さらにアルコール飲料は乳酸を発生させて、

その乳酸が腎臓に溜まって尿酸の排泄を妨げます。


・・・というわけで、すべてのアルコール飲料は

飲めば飲むほど尿酸値が上がります。


(ワインは、ポリフェノールが相殺するので、例外。

ただし、少量なら)


・・・・で、こんなふうに書くと、

ウイスキー好き、お酒好きの人は

ガッカリするかもしれませんが、

飲んでも飲まなくても、痛風発作が出る人は出るのですよ。


痛風は、体質8割・食事2割 と言われていますからね。


食事由来のプリン体の製造以外に、

体内の新陳代謝のとき、

体内の栄養分をエネルギーに変換するときに

できるプリン体の方が多いのですから、

う~ん・・

無理して我慢していた日々は、何だったの!?

・・・という感じです。


ウイスキーなどのアルコール飲料は、少量ならば

ストレス解消の効果もあり、また

飲みたいのに我慢し続けることは

強いストレスになる可能性もあります。

(強いストレスは尿酸値を上げる作用があります)


そんなことを言うと、

「そうなんだ! だったら飲むぞ!」

と思うかもしれませんが、人生長丁場なので、

節制ばかりしていても、なかなか続きません。


ほどほどに飲む、人生を楽しみながら飲む、

程度にしておくのが

痛風にも健康にも精神衛生上にも

良いのではないでしょうか。